プロフィール


1953年(昭和28年)生まれです。       1972年から単身で京都に在住しました。   1977年に京都の大学を卒業しました。   1977年にアパレルの会社に入社。1986年退社    1986年から職人として、家具製作所に入社。1991年退社   1991年 木工機械の商社に入社。1996年に退社。   1996年ガラス関係の会社に入社。2001年退社。   同年に「柾目ウッドメーカー」を立ち上げました。    1990年ごろに木工機械の会社に就職    木工機械の修理に奔走しておりました。    したがって、現在使用している    木工機械のリペアーもお手の物です。   1996年ごろからガラス管関係の会社に就職、    実験用ガラス器具を扱う会社でしたが、    ふと思い立ち ガラス管を切ってボトルネックを    作りました。既製品にはない 自由なものを    作って遊んでいましたが、機材や道具もそろっていたので、    贅沢な時間でしたね。
 1990年ごろ(37歳)はまだギターリペアーに関心がありませんでした。    あるとき、古くから持っていたヤマキのギターを楽器屋に持っていきました、    弾くと変な雑音がするので見てもらいたかったのですが、    その楽器屋の主人は、しつこくフレットの打ち直しを進めてくれました。      当時で25000円しましたが、お金がなく分割で支払いましたが、     確かに弾きやすくはなったのですが、変な雑音はそのままでした。     何か 釈然としなかったのを、覚えています。

 2005年の年末近く、そのヤマキギターをやっとリペアーいたしました。     まったくおなじ雑音のする同じ年代のヤマキギターのリペアーを     お客さんから頼まれました。     このときとばかりに、私とお客さんの2本のヤマキギターの     指板をはがしロッドを取り出しました。      やはり、思ったとおり ロッド棒の不良でした。     ロッド棒は金属の箱に5ミリぐらいの直径の長い鉄芯が入っているのです。     ヤマキのそれは、その鉄芯を固定するために小さな金属片(5ミリ×15ミリ・厚さ1ミリ)     が挿入されていました。       その金属片がいつのころからか(10年以上は前です)     はがれて箱の中で遊んでいたのです。     弦を弾くたびに共鳴して、その金属片が踊って雑音を出していたのです。      1970年頃のヤマキをお持ちで、そのような雑音がある方は言ってください。      いつでも修理いたします。

    (それまで「10年ぐらい前」はギターのあらゆる場所を調整・点検・整備したのですが、        わかりませんでした。      ネックを手でたたくと、やはり雑音がしたので,ロッド棒の不備・不良に違いはないと  かなり 確信していたのです。) おかげで 2本の(お客様と私の)ヤマキは晴れて、最高の状態になりました。    めでたし・めでたし。

2006年6月 やっとガレージ工房から普通の工房に引っ越しいたしました。      縦4メータあまり 横2メーターと少しのガレージにこれほど 大量の荷物が入っていたのかと驚きました。       やっと、ドアとトイレのついた工房で作業ができるようになりました。      また,きていただく方にも少しは落ち着ける 状態を      提供させていただけるかと思います。       皆々様には今後とも変わりなく よろしくお願いいたします。                          2009年4月16日       引越しいたしました。 2009年10月28日       新しいところに引っ越してきて、半年たちました。 5月29日に出版されたGUITAR’S ONLY「ギターズ・オンリー」という  アコースティックギター専門誌に 10ページにわたって特集されました。         編集長の佐伯さんには、大変お世話になりました。        3年以上前に、佐伯さん本人のギターを修理させていただいてからの、お付き合いで、        そのときに、ギターをわざわざ取りに来ていただいた時、僕の仕事場の近くの居酒屋で        熱い話をしました。         そのときに、言っていただいたことがひとつ現実となりました。そのときに近い将来に、        アコースティックギターリペアーの専門の本を作りたいというのが、僕の夢だと語りました。         一歩ずつですが、また今のこんなご時勢ですが、じょじょに近づいてはいます。        本当に感謝します。 また、いろいろな困難が浮き彫りになっている、この時勢です。        お互いに、流されないように、惑わされないように、進んでいきたいですね。         日本中に存在するアコースティックギターは何千万本あるのでしょうかね。一家に一台        有るとしたら、4千万本は下らない。げっ!。ひとりでえらそうに1年間で600台修理 しているなどと、公言してますが、4,000,000台の何パーセント?   どうするの?全部ひとりで修理するとしたら6666年かかります。  うれしい、生きている間は、仕事が途切れないぞ。あと、子供と、孫がいても、        十分 やれるぞ。というむちゃくちゃな計算が成り立ってしまいます。         先日,ナルダンの古いピックギターで、トップが破壊されたのが、持ち込まれました。        バックをはがしての、補修でしたが、たぶんきちんと補修すれば、このような音になるなあ・、        と思う音に、鳴りました。内部のブレージングが、独自の設計のようで、トップ落ちが        心配でしたが、多少の補強でたぶん大丈夫と感じました。          指板にアールが取ってありません。リフレットするときに少しアールをつけて、        指板を矯正してフレットを打てば、とてもいいギターになると思います。               2012年4月8日        朝9時ごろに、出社して、お湯を沸かして、コーヒーを飲みながら、パソコンの        メールを確認。 メールに応答してから、もう手は、作業台のギターの上にあります。        昨日、接着していたクランプを、はずします。        ブリッジはほぼ完全に接着されています。 ブリッジについた余分な接着剤の        硬化してしまったものを、取り除きます。ピン穴をふさいでいる接着剤に、千枚通し         で突き刺して穴を開けてやります。そうして、乾燥させます。          もう一本のギターのブレージングの接着を抑えているツッパリを取り去ります。         たまに、とるのを忘れたまま、お客さんに渡してしまいます。         ブレージングの接着を手でたたいて確認します。 OKです。弦を張ります。        6弦から張り、ペグをまわしていきます。2弦ぐらいの時に電話が鳴ります。        10時半ぐらいです。 修理依頼でギターを持ち込みたいという電話です。         今日のお昼までに行きたいという電話です。OK来てください。         飲みさしのコーヒーに口をつけます。 すでに冷めています。 が、ぐっと飲み干し、        癖になった、パソコンのメールを見てみる。         ヤフオクの落札の知らせが入っている。 その対応に10分。返事を送ると、まもなく         入金と住所などの知らせが届く。 パソコンで入金の確認をする。         商品の出荷の段取りをおこなう。 ツッパリ君が2個売れた。封筒に住所を書き、         価格表を入れて、封をした。・・・・。          で、なにをやっていたのかなあ・・・。そうだ、ギターの弦を張っていたのだ。          ラジオを聴きながら、作業の続きをおこなう。         チューニングを終えて、ギターの状態を見る。 弦高たかっ! ネック順反り。         ロッドを調整する、右に少し回して、ネックを見る。 予想通りネックの元起き!!。         ネックヒーターで、ネックを熱くして、元起きを矯正する。          ネックを熱して、元起きを直すというのはこういうこと。          45センチの鉄の角パイプの中にシリコンラバーヒーターを組み込んだもの、          をネックの指板に当てます。そのときに割りばしぐらいの木の下駄を1フレットと          15フレットに置きます。 放射熱で指板を暖めて、指板とネックが接着されている         接着剤を溶かします。 どろどろに溶かすのではなく、緩くするだけです。         手で指板をはがそうとしても、はがれません。それぐらいでいいのです。          元起き修正用に用意した、角材をネックヒーターを取った後に、          指板に直接おいて、Fクランプでぎっちり締めます。          1昼夜そのままで置きます。 ヒーターでネックを熱くする時間は約40分ぐらいです。           そうこうしているあいだに、ドアのチャイムが鳴りました。           朝 電話があった お客さんがギターを持って来られたようです。